@misc{oai:mimasaka.repo.nii.ac.jp:00000754, author = {森, 茂雄 and 金神, 有里 and 中島, 里奈 and 鈴木, 祥子 and 櫻井, 英俊 and 中本, 加純 and 佐橋, 秀典 and 伊藤, 浩一 and 橋本, 賢}, month = {}, note = {(目的) 介護保険施設(施設)は生活のケアが主体であり栄養管理は経口摂取が中心となる。食べることへのニーズは高く必然的にQOL決定の重要な因子となる。終末期の対応は医療機関に留まらず多くの施設で取り組まれている。そして癌、繰り返す誤嚥性肺炎、認知症など様々なケースで入所者を看取ることになるため、これに関わる職員は看取り介護の栄養管理、とりわけ最期まで食を支える栄養管理の充実につながる理解が望まれる。 (方法) 看取り介護の栄養講習会に参加した施設(介護療養型医療施設、介護老人保健施設、特別養護老人ホーム)に勤務する管理栄養士54名(男性4名、女性50名)に終末期の栄養管理に関するアンケートを実施した。 (結果) 終末期の食支援は①好きなものを提供②家族の差し入れ③ゼリーや果物を提供の順に回答が多かった。経口摂取を継続するための工夫は①食形態の調整②嗜好対応③経口量の調整の順に回答が多く、終末期に必要な容態管理については少数であった。悪液質という言葉の意味を説明できるは少数であり、不可逆的悪液質に対しての必要エネルギー量の設定はわからないという回答が最も多かった。 (考察) 看取り介護の栄養支援は入所者とその家族の苦痛を取り除き、希望に沿って可能な限り食べられることを継続することが結果的にQOL向上に貢献している。今回のアンケートから管理栄養士の介入は絶食に伴い役割を終え、病態と代謝に合わせた具体的な栄養素の提案が少ないことが予想された。看取り介護では他職種間で情報共有を行い疼痛管理や睡眠・排泄管理などのケアと栄養管理を結びつけることが重要である。最後まで食べられる可能性を広げるためには、悪液質の代謝変化や身体症状に即した水や電解質管理、ビタミンB群やカルニチン補給等といった栄養管理について学ぶ必要性が考えられる。}, title = {介護保険施設における看取り介護の栄養管理の現状:終末期の栄養管理に関するアンケートより}, year = {2020}, yomi = {ナカモト, カスミ and イトウ, コウイチ and ハシモト, マサル} }